February 21, 2010
瓦の必要性
昔は日本の屋根に、いぶし瓦がよく葺かれていました。
今では いぶし瓦は古いとか、お寺みたいとか・・・
あまり良いイメージを持っていないみたいですが・・・
(やっぱり日本の屋根はいぶし瓦だね。と思っている方もいますが、)
たしか・・・、江戸時代の半ばに ようやく民家にも
屋根瓦を葺かれるよになりました。
なぜなら いぶし瓦自体が、高価なもので
お城やお寺などしか 使用されなかったのです。
日本の気候は、地震と台風が多い土地柄です。
天災から身を守るために、さらには 家を長持ちさせるために
伝統的な日本建築がさらに研かれ、今まで 継がれてきました。
日本建築には、さまざまな技術が織り込まれています。
そして、日本各地で その土地独特の風習が家に表れています。
去年、耐震検査で 学者さん達が想定外です。と、
コメントもニュースにも あまり取り上げられなかったのが、
(スポンサーの影響か・・・)
重い屋根と軽い屋根で耐震検査を行った結果、
重い屋根の方が 家の揺れは大きいものの、倒壊しなかった
今でもある地方のお爺さんは言います。
「屋根は重くないと 駄目なんだ!! 屋根から家を支えているんだ。」
現代、情報が溢れ出す様な社会で 昔からある知恵を
自分たちは 見落としているのではないのか・・・な
脳科学者の茂木さんが(エチカの鏡で)
おじいさんやおばあさんがいて
その人たちの経験を 子や孫に伝えるから はじめて文化が発展する
ヒト以外の動物たちには、それがない・・・
深良い話ですね~
戦後が そう遠くない過去で、それからの爆発的発展を
遂げたこの国の、日本人たる魂を 見違えてないか・・・
大事なものを 置き忘れてないか・・・
少し背伸びをする少年です