September 03, 2011
集まれ~
大型で強い台風が近づいています。
ここ近畿圏には、
九州や四国で 勢力を落とした台風が
来ることが 多いのですが・・・
今回の台風は 勢力を保ったままやって来ています
厳重注意で 乗り切りましょう
さて、
日本の気候は、高温多湿
そして、四季があり
地震も 多い
長年 日本では、
この気候風土と 共に歩んできたのだと思います。
高温多湿でも 過ごしやすいように
木造建築に トタン屋根や カヤ葺き・瓦葺きにて
涼を得たり、暖を取ったり・・・
また、地震には
家を揺らし 壁を崩すことで
建物が 倒れないようにしてきました。
現代では 逆に、
いかに家を揺らさないか・・・
その点を 追求しようとしていますが・・・
どっちが良いかは わかりませんケド・・・
自然と上手く付き合うには、
過去から学ぶ点が たくさんあるようです。
では本題です。
和瓦では
波状に 作られています。
この波が 雨水を集めます
弊社で製造している 80枚判・100枚判ともに
深さが 約25mm弱あります。
厚生労働省認定教材の「かわらぶき」という本には
80判で 20mm、100枚判で 15mm以上と
記載されています。
この重なり代で 雨漏りを防ぎます
重なりが大きいのを 『深切り』といいます
80判で 60mm、100枚判で 75mmの
重なりがあります。
そして 裏面の波が
屋根裏の換気に役立ちます
空気の通り道を作ったり、
瓦の裏まで 雨水が入っても
瓦の裏を伝って、次の瓦の表側へ流してくれます。
江戸時代中期に開発されたこの瓦の性能は
まだまだ奥が深いです
和瓦の屋根にすると
エアコンの効きが良くなったなど、
エコな屋根材であり、
エコな素材ですよ
kawara80_100 at 01:07│
│瓦