February 15, 2012
鬼
2月になって、寒い日が続きましたが
ようやく 寒さに慣れてきた感じがします。
さて、
今月初めの めちゃくちゃ寒かった日の仕事は・・・
何十年前に 作られたかわからない『鬼瓦』
長い年月一家を守って来ましたが・・・
とうとう隠居生活を 送る事になりそうです
まずは、
ほこりなどの 汚れを落とします
そのあと、
お風呂(水を溜めた桶)に 入って
コケなど落とし、再度 ほこりなどを
丁寧に 洗い流します
鬼瓦は、塗装されており
取れる分だけ 塗装を剥がし、
足の部分は かなり風化が進んでいたため
慎重に 洗い流しました
そして、焼き直し完了
再び、日本の象徴でもある いぶし銀に
戻りました
永年 家を守ってきた『鬼瓦』は
家主様の意向で、家の中で飾られるとのこと
これからも 家の片隅で 見守ってくれるでしょう
屋根の葺き替えによって、
和瓦から 瓦ではない屋根になったそうですが・・・
瓦ほど、永い年月 その形を留められる屋根材はありません
屋根に上がっても
屋根から下りてきても
魅力があるのは 『瓦』だけだと 思います
どんな事にも
臨機応変に対応できる
それが 日本家屋の、
また 瓦屋根の 良い所だと 思います
少し屋根へと 目線を持ち上げては いかがでしょうか
kawara80_100 at 03:14│
│瓦